2012年4月7日土曜日

『気づきを着る〜三好誠人展』ー脳「裏」をあぶりだす



WEARAWARE 『気づきを着る〜三好誠人展』

脳「裏」をあぶりだす

私は三好さんと多く絡んだことが無い。深く語り合ったこともない。先日このイベントの企画の為に会ったとき初めて酒をご一緒した程度だ。だから、三好さんとお付き合いが無くこのイベントに参加されようとしている方はイベントフライヤーの写真のように静かで少し難しそうな人を思い浮かべるかもしれない。ところがどっこいとても面白い方である。おもしろさも大阪特有のノリツッコミのようなものではなくて、真面目さからくる深い味わいのような面白さである。あまり面識のない私がこんなことを言ったら怒られそうだがそんな印象である。しかもその上で上品なのである。どう上品かと言うと、これもなかなか言葉では難しい。たまにいるでしょ?まったく知らない人だけど「あの人、上品そうやな―」って感じの人。三好さんってそんな雰囲気を醸し出しています。
そんな三好さんに上品な話をしてもらうのだが、終始上品では面白くないと思うのが私です。なんとか公の場でその上品さの裏側にあるものを引き出してみたい。そんな衝動に駆られております。
大林組から独立して建築家として、服飾デザイナーとして事務所を運営されていていろんな意味で楽であるはずはないはずである。
白鳥が優雅に泳ぐその水面下でワシャワシャと水をかいている、その水面下のあり様を知り、優雅な白鳥の姿を見るからこそ皆さんに「気づき」をもって帰ってもらえるのではないかと思っている。

「武士は食わねど高楊枝」

みんなそうです、私もそうです、みんな「武士は食わねど高楊枝」で頑張ってるんです。じゃあどう頑張ってるか聞いてみようじゃありませんか。「みなまで言うたらおもろない」それは聞かれる側の論理。みなまで言わんでもええけど、言えるところまで言ってもらいましょう!

三好さんの「上品さ」を支えているものが何なのか、彼の脳「裏」をあぶりだしてみたいと思います。

①「建築と服飾」ほんとにやりたいのはどっち?
「建築と服飾」でどこを目指しているのか
③「服飾」は人生における自分の役割だと思うか?
④「服飾」で食っていきたいか「建築」で食っていきたいか

文責:進藤勝之 10655
詳しくは大阪建築情報発信局まで!
http://www.eonet.ne.jp/~oia/

2012年4月6日金曜日

『気づきを着る〜三好誠人展』ー職能領域の可能性


WEARAWARE 『気づきを着る〜三好誠人展』

職能領域の可能性

今回のゲストの三好さんとは建築士会青年委員にて知り合いました。その後、SCMAのイベントにも顔を出して頂いたりして、少しばかりディスカッションもしましたが、三好さんは我々とは少し違う職能領域をお持ちの方で、建築家として、あるいは服飾デザイナーとしての活動が三好誠人氏の仕事とどうリンクし展開していくのか分かりませんでした。
そんな折、SCMAイベントにゲストで来て頂くことになり、かねてから興味のあった職能領域の可能性について尋ねてみたいと思います。たぶん根の部分は「等価なデザイン」であり、(当日に本人から説明を聞くと良く分かる。)建築士、服飾デザイナー、そして専門学校非常勤講師(インテリア)とこの3つの職能領域を持つことの今後の可能性を具体的に紐解きたい。

文責:牧野高尚 10645
詳しくは大阪建築情報発信局まで!
http://www.eonet.ne.jp/~oia/

2012年4月5日木曜日

『気づきを着る〜三好誠人展』ー二足のわらじ


二足のわらじ


三好さんは、全く異なる二つの分野で創作活動をされている。
一つは建築で、もう一つは服飾だ。
建築設計以外に、学校での教鞭や確認検査の検査員を携わる
人は結構いるが、服飾デザインをしている人は珍しい。

私なんかは、器用ではないから建築の設計ですら、
いくつか重なるとあくせくしてしまう。
それが全く違う分野だと多分全くだめだろう。

それを、三好さんはやっている。
発想の原点は、さまざまな事象を等価に取り扱うこと。
建築と服飾の間にも隔たりなく、その二つを等価に
扱われているということか?

建築と服飾という二足のわらじ。
どのように履きこなされているのか、興味深いものがある。


文責:中澤博史 10626

詳しくは大阪建築情報発信局まで!
http://www.eonet.ne.jp/~oia/

2012年4月1日日曜日

『気づきを着る〜三好誠人展』ー創作の原点

WEARAWARE 『気づきを着る〜三好誠人展』

創作の原点

三好誠人さんとはもともとは僕の会社の先輩であり同僚であった。企業に属するインハウスの建築家にも個性強き人は多いが、三好さんは僕の身近に居た才と個の際立ったクリエーターであった。そんな彼が会社を辞めて建築を基軸としながらも、自分自身の創作の原点である服飾デザインの道へ進むという決断を聞いた時の驚きというか衝撃は大きかった。

数年遅れて僕自身も会社を辞して自らの創作の道へと進むことになるのだけれど、会社を辞めるまでの間、会社帰りに三好さんの事務所に立ち寄って、もやもやとした気持ちをよく聞いてもらった懐かしい思い出がある。

今回、SCMA(すきま)の企画展第1回は、そんな個人的なつながりの濃い三好誠人氏をとりあげることにした。作品展として取り上げるのは「建築」ではなく「服飾デザイン」である。それもいわゆるファッションデザインという分野からみればとても特異な立ち位置で活動している三好誠人の「創作の原点」を展示してもらうことにした。

同じものを見ても、ひとによってそれぞれ感じ方や受け止め方が違うように、建築を自身の生業としていても他のひとがどのように感じ、考え、ものづくりへアプローチしているのかを是非感じてもらいたいと思う。特にこれから建築の道へすすもうと考えている学生の人たちや、建築設計というものに対してどう立ち向かえばいいか悩んでいる方には是非見てもらい、トークイベントに参加してもらいたいと思う。

僕自身も、あらためて「創作の原点」について三好さんを通して確かめることができればと今からわくわくしている次第である。

文責:筑波幸一郎 10569

詳しくは大阪建築情報発信局まで!
http://www.eonet.ne.jp/~oia/

2012年3月30日金曜日

【告知】SCMA企画展第1回

お待たせしました!
SCMA(すきま)企画第2弾が始まります。
第1回は『WEARAWARE 気づきを着る~ 三好誠人展』を開催します。


SCMA(すきま)企画第二弾として行う企画は、建築家でありながら、異なる立ち位置で社会へアプローチしている人や、建築に関わらないようでいて実は深く建築につながる活動をしている人をクローズアップし、これから建築を目指す学生や実際に建築で活動している社会人の皆様に、さまざまな可能性を考えるきっかけになってもらえるものを目指しています。

第1回は、建築家であり服飾デザイナーでもある三好誠人氏をとりあげます。



作品展として三好氏のファッションブランドである「WEARWARE」の実作品の展示をその製作過程とともに展示します。もちろん建築に関わる展示もおこないますが、一般的によく見られる模型や図面展示によるものではなく、手の痕跡の残るスケッチや製作過程の資料を展示する予定です。ものをつくる過程を見て、触って、感じてもらえればと考えています。

つきましては、皆さまのお知り合い、学生達にも作品展見学、トークイベントへお誘い合わせのうえ、参加して頂けますと幸いです。

■作品展
会 期:2012年4月10日[火]-4月14日[土]
会 場:富士工業グループ大阪ショールーム
    大阪市中央区南船場2-1-3上山ビル1F  TEL06-6265-2151
時 間:10:00-18:00
   

■トークイベント
会 期:2012年4月13日[金]
会 場:富士工業グループ大阪ショールーム
    大阪市中央区南船場2-1-3上山ビル1F  TEL06-6265-2151
時 間:18:30-20:00(終了後懇親会があります同時に参加不参加ご連絡ください)
入場料:無料
参加申込み: info.fjic-osakasr@fjic.co.jp


詳しくは大阪建築情報発信局まで!
http://www.eonet.ne.jp/~oia/

2011年11月3日木曜日

『建築をあきらめない』を終えて 〜感謝〜


当日、参加された方々に感謝致します。また、アリアフィーナがここに存在したからこそ、続けてこられたイベントです。寺田さん含めスタッフの皆さんにも感謝、感謝です。今回のタイトルが「建築をあきらめない」とはなっていましたが、建築に対して前向きな姿勢をお伝えできたのではないかと思っています。各人の特色が色濃く反映された内容だったかなと。私自身は今後の取り組み方としての『編集』を更に育てていきます。またいつか、アリアフィーナチームとSCMAメンバーで楽しい企画が出来れば最高だなと考えています。(筑波さん5年後ですか?)ありがとう御座いました。
文責:牧野 高尚

建築を楽しいと言えるように

イベントでは、パネリスト5人が建築をあきらめないための活動や考え方を語った。
建築をあきらめないために、深く追求しようとしている者もいたし、幅広く対応しようとしている者もいた。
イベント終了時に書いて頂いたアンケートでも、建築の深さや幅広さを感じたという意見が多くあり、その多様性が上手く伝わっていたのだろう。

活動や考え方のなかには、すぐにでも実践できるものもあれば、立場や環境等の違いから全くあてはまらないものもあったとは思う。
しかし、あきらめない姿勢は、感じてとっていただけたのではないだろうか。
それが自分なりのあきらめない姿勢を見出しすきっかけになったら嬉しく思う。

建築の世界は、いろいろな意味で厳しい。
しかし、それ以上に楽しくもある。
何年後かに会った時に建築を楽しいと言いあえることが、このイベントの真の成功だと思う。

文責:中澤博史