2009年9月1日火曜日

できることとすべきこと

建築について深く考える。

いつも舌足らずな結果に終わる。創作活動は概ねそうなのだけれど達成感とは程遠い。建築に対する個人的なバイオリズムがあるのだろうけれど、それに近寄ったり離れたりする感覚は常にあり、不安感を感じることが多い。この不安感は何なのだろうと考える。

おそらくそれは建築で「できること」は数多いけれど、自分自身が「すべきこと」を見出すことの難しさを実感しているのだと思う。それから逃れることは出来ないなと最近あらためてはっきりと感じるようになった。当たり前のことと言われるかもしれないけれど、どこか違和感を感じている昨今の建築界の状況を見てみると、実は根深いことなのかなと・・・。

ひとつ前のエントリーで森本氏が語っている【違和感】という言葉を借りれば、その奥にあるものが実は、自分自身が「すべきこと」の根っこになると感じている。

数多ある「できること」の選択肢の中から「すべきこと」を見つけることがひとつ、それ以外の「できないこと」の中から「すべきこと」を見つけることを加えて、あらためて自分自身の建築について深く考えてみる。

そんなこんなで、年末に向けてひとつ仕掛けを進めている。


文責:筑波 -00455

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