有利な世代が幸せなのか?
就職活動をしたのは、1991年。後にバブルが崩壊したといわれている年なのだけど、当時そんな認識を全くもっていなかった。自宅には就職案内の資料が段ボール箱で何度か送られてきたし、学校には企業からの案内が大量に来ていた。就職活動をしたというより、就職先を選んだという方が表現として近い気もする。今では考えられないが、他に就職させたくない企業が学生を接待し、囲い込むため旅行に行かせるなんてことも報道されていた。そんな時代だった。
大量の就職先の中から選んだのは、大手の組織設計事務所。大規模な計画に携われることに魅力を感じた。新卒でないと大手の組織事務所に就職できないと思っていたところもある。
就職という点でのみ考えると恵まれた時代だった。同期入社も多く、他の世代と比べると突出して同世代の人間が多かった。
もし今でも組織の中に残っていたら、どうなっていたのかなと思うことがある。そこでの生き残りは厳しいのものがあったと…。
就職活動が有利な世代が一概に幸せだとはいえない気がする。
文責:中澤博史-006146
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