2011年4月24日日曜日

「拝啓、十年後のあなたへ」未来への階段

独立して13年。
夢見ていた建築設計を仕事として、今まではやってこれた。
でも、今後も途切れることなく仕事があるのかと、時々不安になる。
「今までやってこられたのだから今後も大丈夫!」って楽観的に考えようとするけど、でもやっぱり考えてしまうことがある。

プロジェクトでは、施主の要望を満たし、周辺環境を考え、自分なりの目標を設定して建築を造ってきた。そして、それをつづけていくことで、何か大きなテーマが見つけられるような気がしていた。でも、それだと階段を上っているような感覚があまりない。目標に一貫性がないから、一段上がっては下りて、また一段あがる。これの繰り返しなのだ。このことを防ぐには、確立した何か理念のようなものがいるのだと思う。

仕事としてやっていくには、自分の「能力」と「欲求」、「役割」を考えないといけない。
「能力」がなければ仕事ができない。
「欲求」を満たしてくれるものでなければ意欲が沸かない。
「役割」がなければ社会に求められない。
理念は、これら三つを満たしたものである必要があるのだと思う。そして、それに向かって階段を一段ずつでもいいから上がって行く。そうすれば、不安を感じることもなくなるような気がする。

将来の自分がこの階段の数段上にいて、その先にはどんな理念があるのかを想像したい。
イベントでは、それをみんなで共有して明るい未来を描きたいと思っている。

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イベントの詳しい内容、申し込みはこちら

文責:中澤博史 -8037

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