プロローグ
何を語ろうか。
言いたいことはいっぱいあるけれど、それらは支離滅裂で自己中心的、言えば言うほど自己嫌悪に陥りそうな、でも、多分、おそらく、多くの人の共感を得るのではないかと思う‘こと’と、まったく理解してもらえないだろう‘こと’と、その両極端になることは間違いないと思う。
先日、そういったことを拙い言葉で、気の置けない仲間たちに語った。
ようはヤキモチと羨望と意味不明な欲望が相まっていることが判明。
ただの欲望の塊が年齢とともに蕩け出したに過ぎなかった。でもまあ格好つけて語るわけでも、また語れるわけでもない。
ここいらで一度、そういったことをぶちまけてみようということが、僕自身の今回の企画展の始まり、きっかけだった。
ひとつだけ明快になっていることがあるとすれば真の意味での両極性を担った世代と感性が、心細げではあるけれど、唯一の自身となって支えになっていることだろう。
ほら、ここまできても何を言いたいのかわからないでしょう。
今回は
語りきれないことは絵を描くことで、描ききれないことは語ることで伝えてみようと思います。
究極は手を尽くした建築が語ってくれれば素敵だな。。。
でもいいんです。
まずは高架下の立ち呑みでぐだぐだ言っているおっさんの時折見せる真実の顔みたいなものがちょっとでも感じてもらえれば。。。。。
ということで、明日からほぼ毎日、
『建築をめぐる22の寓話』まで22のトピックを題材につまらない日常の視点から私的な真実を語っていきます。
乞うご期待。
文責:ちくばこういちろう-01770
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