2010年2月16日火曜日

『建築をめぐる22の寓話』トピック18


EXILEとAKB48


プロデュースの時代だ。

音楽界では、90年代の小室哲哉の小室ファミリー、00年代のつんくのハロプロ、さらに最近の島田紳助のヘキサゴンファミリー・・・と衰えることを知らない。

建築界でもプロデュースの波が押し寄せている。住宅設計のプロデュース会社の出現により建築家の商品化が進んでいる。


今回のテーマは、「EXILEとAKB48」。


AKB48は、秋元康がプロデュースしているアイドルユニット。身近なアイドルを目指し、アイドルが成長する様子を見てもらいファンと共に成長するというプロジェクト。「会員番号の歌」で「~あなたの心のガールフレンド♪」と歌っていたおニャン子クラブを思い出させる。ちなみに秋元康と聞くと我ら世代は、「うしろゆびさされ組」の高井麻巳子と結婚した憎きヤツという印象をもつはずだ。・・・きっと。


一方、EXILEは、2年連続レコード大賞受賞のダンスユニット。メンバーを増員するなど最近あらたな展開を見せ、歌・ダンスだけに留まらず様々な活動を展開している。驚いたのは「月刊EXILE」という雑誌を出していること。グルメもありのファッション雑誌のような体裁だ。まさにセルフプロデュース。歌・ダンスというど真ん中での勝負に飽き足らず、ユニット活動の環境全体をつくってしまうことを目指しているかのようだ。


「EXILEとAKB48」とも大人数ユニットで固有の顔が見えない、(というか覚えられない)という共通点はあるが、方向性は全く違う。

建築家もEXILEのようなセルフプロデュースへと向かうのか、AKB48のようにアイドルとしてプロデュースされ続けるのか・・試される時が近づいているのかもしれない。



文責:森本雅史-002492


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