2010年2月18日木曜日

『建築をめぐる22の寓話』トピック20


知りすぎたバブル世代


「バブル世代」とは、日本でバブル景気の頃に成人・就職した世代である。(by wiki


日本が高度成長期の真っただ中に産まれ、おおいに贅沢に甘やかされて育ち、校内暴力やツッパリ(不良)といった反体制を象徴する若者として成長し、そうでない者は受験戦争の戦士として一律進学良しとする価値観の中で成長した。その先には天下泰平の学生生活が待ち、バブル景気を背景に売り手市場の苦労なき就職が待っていた。デザイナーズブランドブームや女子大生ブーム、ディズニーランドに象徴されるテーマパーク建設ブーム、どんどん供給されるサブカルチャーにどっぷりと浸かり、苦労することも知らずただ楽しく生きてきた世代。ただそれはバブル経済という巨大な力のもとに成立した幻想で、そこで成長してきた世代の人間は「まったく使い物にならない」とまで評されている。


しかぁし!

そんなまるめ方される覚えはない。


と思う少数派の人間もいることをここで改めて主張したい。「バブル世代」といえば今で言うところの「アラフォ世代」とほぼ一致する。ではこのアラフォ世代は、今社会においてどういった立場の人間たちなのか。日本を引っ張る現役ど真ん中世代なのだ。おっさん臭い言い方だが正真正銘この先10年を牽引していかなければならない世代である。

実はこの世代はバブルと失われた10年の両方見ている。見ているというより理屈抜きで体験している。そして40代を迎えた今、その体験を価値観として熟成させて、いうなれば武器にしてこれからを支えていく人間が確実に出てきているのである。それを同じ世代の私達は感じている、ここにもあそこにも戦うバブル世代が居るという事を、匂いがするのである・・・。


ん~何て言うのだろう。

とにかく一般的に評されている「バブル世代」の中には、その成長した時代背景がゆえに多様で豊かな価値観を持ち、可能性を秘めた「熱い」人間がたくさんいるのである。


そんな人間たちを「知りすぎたバブル世代」と言おうか。

そして、ここからの10年が「知りすぎたバブル世代」のフィールドなのである。


『建築をめぐる寓話』まであと4日


文責:進藤勝之


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