2010年6月24日木曜日

『アニメが語り始める』トピック24

「見てきたアニメで生き様は変わる」


アニメというカテゴリーで何が語れるのだろう。アニメというだけで拒否反応を示す人もいたり、一家言ある人もあまた居るだろう。


人生を変える人との出会いや読んで感動した一冊などはあるだろうが、生き様をかえるほどのアニメはあっただろうか?


その昔、まだまだ小さかった頃、2次元と現実の区別が無い頃、僕はどこに行けばバカボンのパパやオバケのQ太郎の会えるんだろうと真剣に考えたことがある。良く似た経験で、父に連れて行ってもらった特撮映画『キングコング』もニューヨークに行ったらキングコングが居るんだと思ったものだった。


つくられた虚構の世界と現実の世界の区別がつかない年代、シングルエイジの前半などに見たであろうアニメの影響は、その後の生き様をかえる力を持っていると思う。


今、建築を設計する時に自分の空間感というか陰影の輪郭というものは多分に幼少の頃に経験したモノ、コトに依存していると思う。豊かな空間感覚を持っている人は育ちで言えばおそらく空間のサラブレッド、セレブ育ちだと思う。ひるがえって自分はと言えば。。。


「見てきたアニメで生き様は変わる」


ゼロ年代世代のそれは、つまり共通項はなんだろう。。。

僕らの世代では明らかにいくつかの共通項があった。「世界名作劇場」、「日本むかしばなし」などなど。。。


そうそう、明日25日に「世界名作劇場35周年記念 世界名作劇場オープニング&エンディング集」が発売されるそうだ。全26作品のオープニング&エンディングの映像を収録したDVDとのこと。


「見てきたアニメで生き様が変わってきた」世代が購買層なんだろうか。。。



文責:筑波幸一郎



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