2010年6月18日金曜日

『アニメが語り始める』トピック17

『ブラックジャックを受けとめろ!』

「これってやっぱり「愛」ですよね」

ブラック・ジャック=BJ どうでもいいことだけどなんだかカッコイイ。
どちらかというと私たちアラフォー世代はアニメより漫画の印象の方が強いかも。
いずれにしても医療行為を正面から扱っており、よってテーマは必然的に重いものとなっていました。

あれだけの天才的な施術技術がありながら、BJは医師免許を持っていないのです。更には法外な料金を請求をしたりします。子供心に手術シーンにおける生々しいの描写と飛び交う専門用語は、何か見てはいけないものを見てしまっている気持ちになり、強烈に瞼に焼き付いています。BJはあるときは尊い命を救うことの出来るヒーローであるが、違法医療行為等など社会とは相容れない関係も持っており、まさに正義とか悪とかそんな言葉ではとうてい語ることができない「人間らしさ」を伝えてくれます。そこには患者を救うということが延命、そして幸せに繋がるのか否か。医師としてあるいは一人の人間としての苦悩を描いた強烈な作品だったと思います。

建築の世界ではどうでしょうか。住まいや建築の本質を求めていった時に、クリエイターとして様々な障害との対峙がありますよね。例えば関係法令含めがんじがらめになってしまった日本の中において私たちが突破すべき問題点、木と私たちとのありようなど・・・。クリエイターの立場としてこのBJを受けとめられるでしょうか?冗談ながらBJごとく、一度は法外な設計料を施主に提示してみたい気もしますが・・・。

そんな作品の中にあってピノコはまさに「愛」の対象でした。そして個人的には愛すべき永遠の対象かと思っています。(←変態派?)
ピノコ
http://www.youtube.com/watch?v=VmKUDnQJB3A&feature=related

和み系キャラですよね。いいです。やはりBJには絶対にピノコというキャラが必要だと思います。恋愛とまではは言い切れない関係ではあるが、互いに必要不可欠な関係ではある二人。これってやっぱり「愛」ですよね。

文責:牧野 高尚-004336

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